雨漏りへの思い
代表 高松洋平より
ご挨拶にかえて、私の雨漏り修繕工事に対する思いをお話しいたします。
~胃が痛くなるような長い一日を経て~
私は独立する前に勤めていた会社で、外壁塗装や屋上防水の工事に携わっていました。多くは鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物でした。雨漏りに関しても、それなりの知識を持って現場に臨んでおりました。
(二級建築士や一級施工管理技士、一級塗装技能士の資格を取得しており、勉強もしていました。)
2002年(平成14年)に独立。塗装・防水工事の下請けとして仕事を頂いていました。そして少しづつですが、個人のお客様から直接お仕事を頂く機会に恵まれてきました。木造戸建ての外壁塗装工事がほとんどでした。
雨漏りの調査・修繕工事のご相談も受けるようになりました。鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物などの雨漏りへの対処は、会社に勤めていた頃から携わっていたのでどうと言うことなく解決がで出来ました。けれども、木造戸建ての雨漏りは、全くと言っていいほど経験が無く「もし相談されたらどうしよう」と言う有様でした。
その頃はネットで「雨漏り」と検索しても数を数えるほどしか情報がありませんでした。少ない情報の中で、「雨漏り110番」の唐鎌社長のブログが目に留まりました。読み進むごとに共感し、独立して1年経った頃、唐鎌社長に直接連絡を取りました。そして都度アドバイスを頂き、教えを乞うていました。
そんな折、柏市のアパートの1階で雨漏りがしているので、何とかしてほしい旨のご相談がありました。木造2階建ての建物で、構造は理解できています。ただ、どこから雨水が入っているのか目視では分かりません。そこで、散水調査(雨漏り再現調査)をご提案し実施しましたが、なかなか雨漏りの原因場所を特定することが出来ません。
調査中はずっと胃が痛くなる思いでいました。
夕方が近づき時間もなくなってきました。「ここに散水をして原因が特定できなければ、再度仕切り直しをさせてもらおう」と腹を括り、最後の想定場所の調査に臨みました。
その場所に水をかけ始め、30分たった頃でしょうか…私から見て、1階の部屋のガラスの向こうに(部屋の中のガラスに)しずくが垂れてきているではありませんか。
最後に水をかけた、その場所が雨漏りの原因であることを突き止めることができました。
胃が痛くなる長い一日でした。
原因の特定ができれば、どのように直すかはおのずと答えが導き出せます。しっかりと修繕工事を行い、工事を行った後にも、もう一度散水調査を行い、漏ってこないのを確認しお客様にお引渡ししました。
この雨漏り再現調査が契機となり、その後、調査や修繕工事を数多く行ってきました。今では「雨漏り110番松戸店」として地域に根差し、雨漏りと対峙しております。縁あってNPO法人 雨漏り診断士協会の理事も務めております。(雨漏り診断士資格取得に向けた方へ、講義も行っております)
雨漏りのご相談は年々お問い合わせが増えています。また、雨漏りの施工を行ったお客様から外壁塗替えのご依頼をいただくこともあり、お客様と良好な関係を築けていることに感謝しています。
これからは、私や当社スタッフが、雨漏りの調査・修繕工事のスキルアップを続けることも当然ですが、「雨漏りを退治して行きたい・困っている人の役に立ちたい」と考える同志を募って、一緒に切磋琢磨していきたいと考えています。